
子ども村:ホッとステーション
「螺旋階段を上っている若者たちの育ちの場」
この日はコロナ感染者が1000人を超えました。木曜日はいつも感染者が多く、スタッフ達は緊張しながらの開催でした。
祭日で学校や仕事がお休みな事もあり、高校生たちの参加も多くありました。
「お休みにも、何かやってください!」という子どものリクエストに応え、この日はいつもより少し早く開催し、16時開始になりました。
メニューは餅ピザ、お好み焼き、焼きそばと、子ども達が大好きなものです。
準備の段階から子ども達も手伝い、大変楽しい、華やいだ食事になりました。


18時半には子ども達は解散となり、久しぶりのワクワクした食事に満足したかのように、子ども達は帰宅しました。

子ども達や調理スタッフ達が帰宅した後、高校中退の子にドラムを若手スタッフが教えてくれていました。 また、若手スタッフ達が「○○君が最近心を開いて話してくれないんだ。」という話を数人のスタッフ達と話しだし、そこに、「遅くにすみません。」と言って20代のスタッフがやってきました。その内、ドラム練習が終わった人たちがテーブルで卓球を始めました。まるでホッとステーション・若手育成部のようでした。
大学生の時にホッとステーションでボランティアをしていてくれ、今は在宅で仕事になった人や、大学を休学中の人、大学院に行きだした人、一度務めたが仕事を辞めた人、教員をしている人、仕事をしている人、体調が悪く仕事を休んでいる人・・・と色々な立場の若者たちです。そんな中に、高校中退をして今まだ仕事をしていない子も一緒に加わり、なかなか面白そうな集団となりました。
色々な想いをして現在模索している若者たちの居場所となっていました。学校を離れると、なかなかじっくりと話しをしたり、逆に楽しく遊んだりという場が意外になくなってしまうのではないのでしょうか。「螺旋階段を上っている若者たちの育ちの場」にもホッとステーションがなっているのではと感じました。